10.03.22 うどん出汁の東西の境を検証
オイラ食べ物に関して何でも美味しくいただける自信があるのだが(除く甘味)
大阪在住時にどうしても馴染めないものがあった
それは“うどん”である
ご存じの通り東海圏はいわゆる「関東出汁」であり、色も味も濃いのがデフォルトだ
幼いころから、これが“うどん”としての概念であった
ところが、大阪に住んでみて(それ以前からも月一で大阪へ行く事があったのだが)
“うどん”を食してみると色も味も薄く、「関東出汁」が恋しくなったものだ
こっちへ戻って間もなく3年が経とうとしている
不思議なもので、あれほど馴染めなかった関西の“うどん”に再開してみたくなった
今では「どんどん庵」でも、薄口・濃口の出汁を選ぶ事が出来るので
わざわざ大阪まで行って馴染めなかった“うどん”を試す事も無い
ここでふと考えたのが
「関西出汁」と「関東出汁」の境はドコなんだろう?
滋賀県(近江国)は天気予報図などでも「関西圏」で
岐阜県(美濃国)は「東海圏」である
この二つの県(国)を結ぶのはR21号であることに着目し
岐阜県と滋賀県で「どん兵衛」を購入し、検証することにした
※大阪府池田市の「インスタントラーメン発明記念館」で
“どん兵衛”に「西日本version」「東日本version」が存在する事を確認済み
どうせなら、中山道を辿ってみたいと思い
「河渡宿」から「柏原宿」までを出来るだけ忠実に、江戸期の中山道を走ってみる
中山道は69次あるらしい・・・東海道の53次ならよく聞くのだが
①出発点:中山道河渡宿
②休憩場所:赤坂港
③東側“どん兵衛”購入場所:サークルK関ヶ原店
④滋賀県と岐阜県の県境
⑤西側“どん兵衛”購入場所:ローソン山東柏原店
いったん、お馴染みの「クレール平田」に寄り長良川沿いに北上
中山道「河渡宿」が今日の自主学習の出発点だ
・・・普通の道っぽい

しばらく走ってもそれっぽくなかったのだが、この道標で一安心

R21の事を「中山道」だと思っていたが
今回微妙に外れたトコに中山道があることを知る
樽見鉄道を越えてすぐのところにある“道しるべ”
「右岐阜加納に至る」「左北方谷汲に至る」とある

中山道56番目の「美江寺宿」

墨俣に至る道と赤坂に至る道の交差点

道標が無いと不安になる

中山道57番目の「赤坂宿」到着
この周辺は地域を上げて“中山道”で盛りあがっている

今回、通過点として中山道を取り上げただけなので
事前の学習などはしておらず、感慨にふけることは無い

説明板によると、揖斐川の本流だったそうな
で「赤坂港」・・・勉強して次回出直す事とした
ちょっと寄り道して
一昨年12月に訪れた西濃鉄道の大久保駅(廃駅)

同じく昼飯駅(廃駅)

先に進んで、中山道と美濃路の交差点(垂井追分)

そして、中山道58番目の「垂井宿」

さらに進んで、59番目の「関ヶ原宿」
ここはR21を挟んで南側に「徳川家康最初陣跡(桃配山)」がある

ここから中山道はR21に入る
岐阜県のコンビニでは一番西に位置する
「サークルK関ヶ原店」(岐阜県不破郡関ケ原町)にて“どん兵衛”を購入する

なんか、めちゃ慌ただしい
松尾の交差点から再びR21に別れを告げる
東海道線の今須トンネル
煉瓦と石のポータルが重厚である・・・もちろん近代土木遺産

素通りが出来なかった・・・
中山道と、鉄道とは言え東海道が併走するってのは
よく考えたら矛盾するのだが
今は面倒くさいので考えないようにする
そして、「今須宿」(痕跡あったかなぁ?)を過ぎて
岐阜県と滋賀県の県境に立つ

「美濃国」と「近江国」の仰々しい道標も趣きがあって楽しい

楓並木を通り過ぎたら「柏原宿」である

ここを折返しとしてR21に乗っかり、滋賀県で一番東にあるコンビニ
「ローソン山東柏原店」(滋賀県米原市柏原)で“どん兵衛”を購入

この時点で既に“東西”の違いを確認できたのだが
帰着後にじっくり検証することとした
今回は中山道を慌ただしく通過するのみであった
各宿場町や街道沿いには見どころが多くあり、今度じっくり周ってみようと思う
往路で気になったトコがあったので、寄ってみることにする

石田三成の親友の大谷吉継の墓だ

自然歩道なのでバイクを停めて300mの坂道を徒歩で登る

切腹した吉継を介錯して、自分の命と引き換えに
主人の首を敵方に渡さなかった忠臣の「湯浅五助」も
同じ場所に葬られているのは少々感動した
ちなみにこのお墓は、敵方である藤堂高虎によって建立された
色々言われるが、人間味のある良いヤツだ
さぁ、あとは帰るだけだ
今日のお昼ごはんは、大垣IC北の「山岡家」に入る

お決まりの「辛味噌ネギラーメン激辛」(790円)で汗をかく

帰着して、東西の“どん兵衛”並べてみた

これだけでは違いはわからないだろう
パッケージ(ふた)は全く同じように見えるのだが
これは関ヶ原で購入したもの

【E】・・・EAST
こちらは柏原で購入したもの

【W】・・・WEST
これで、うどんの東西は
「関ヶ原」と「柏原」の間で別れる事が検証できた
①関東出汁の“どん兵衛”購入場所(サークルK関ヶ原店)
②関西出汁の“どん兵衛”購入場所(ローソン山東柏原店)
③滋賀県と岐阜県の境

たったこれだけの事である
ひょっとしたら日清製粉に聞いた方が早かったのかもしれん
帰宅後にWikipediaで“どん兵衛”を見てみると
東海・関東系資本の店などでは東日本のものが、
関西系資本の店などでは西日本のものが購入できる。
その一例を挙げると、愛知県資本のサークルKが東日本向け商品、
大阪府発祥のローソンが西日本向け商品である
と言うオチまでついた
でも、自己満足のための自主学習だから満足である
せっかくなので、中身も確認しておこう
左が【関西出汁】で右が【関東出汁】





この後“どん兵衛”は家族で美味しくいただきました
◆今日の走行距離:148km
◆今日の食費:790円(辛味噌ネギラーメン激辛)
◆今日の教材費:168円×2個(どん兵衛)
大阪在住時にどうしても馴染めないものがあった
それは“うどん”である
ご存じの通り東海圏はいわゆる「関東出汁」であり、色も味も濃いのがデフォルトだ
幼いころから、これが“うどん”としての概念であった
ところが、大阪に住んでみて(それ以前からも月一で大阪へ行く事があったのだが)
“うどん”を食してみると色も味も薄く、「関東出汁」が恋しくなったものだ
こっちへ戻って間もなく3年が経とうとしている
不思議なもので、あれほど馴染めなかった関西の“うどん”に再開してみたくなった
今では「どんどん庵」でも、薄口・濃口の出汁を選ぶ事が出来るので
わざわざ大阪まで行って馴染めなかった“うどん”を試す事も無い
ここでふと考えたのが
「関西出汁」と「関東出汁」の境はドコなんだろう?
滋賀県(近江国)は天気予報図などでも「関西圏」で
岐阜県(美濃国)は「東海圏」である
この二つの県(国)を結ぶのはR21号であることに着目し
岐阜県と滋賀県で「どん兵衛」を購入し、検証することにした
※大阪府池田市の「インスタントラーメン発明記念館」で
“どん兵衛”に「西日本version」「東日本version」が存在する事を確認済み
どうせなら、中山道を辿ってみたいと思い
「河渡宿」から「柏原宿」までを出来るだけ忠実に、江戸期の中山道を走ってみる
中山道は69次あるらしい・・・東海道の53次ならよく聞くのだが
①出発点:中山道河渡宿
②休憩場所:赤坂港
③東側“どん兵衛”購入場所:サークルK関ヶ原店
④滋賀県と岐阜県の県境
⑤西側“どん兵衛”購入場所:ローソン山東柏原店
いったん、お馴染みの「クレール平田」に寄り長良川沿いに北上
中山道「河渡宿」が今日の自主学習の出発点だ
・・・普通の道っぽい

しばらく走ってもそれっぽくなかったのだが、この道標で一安心

R21の事を「中山道」だと思っていたが
今回微妙に外れたトコに中山道があることを知る
樽見鉄道を越えてすぐのところにある“道しるべ”
「右岐阜加納に至る」「左北方谷汲に至る」とある

中山道56番目の「美江寺宿」

墨俣に至る道と赤坂に至る道の交差点

道標が無いと不安になる

中山道57番目の「赤坂宿」到着
この周辺は地域を上げて“中山道”で盛りあがっている

今回、通過点として中山道を取り上げただけなので
事前の学習などはしておらず、感慨にふけることは無い

説明板によると、揖斐川の本流だったそうな
で「赤坂港」・・・勉強して次回出直す事とした
ちょっと寄り道して
一昨年12月に訪れた西濃鉄道の大久保駅(廃駅)

同じく昼飯駅(廃駅)

先に進んで、中山道と美濃路の交差点(垂井追分)

そして、中山道58番目の「垂井宿」

さらに進んで、59番目の「関ヶ原宿」
ここはR21を挟んで南側に「徳川家康最初陣跡(桃配山)」がある

ここから中山道はR21に入る
岐阜県のコンビニでは一番西に位置する
「サークルK関ヶ原店」(岐阜県不破郡関ケ原町)にて“どん兵衛”を購入する

なんか、めちゃ慌ただしい
松尾の交差点から再びR21に別れを告げる
東海道線の今須トンネル
煉瓦と石のポータルが重厚である・・・もちろん近代土木遺産

素通りが出来なかった・・・
中山道と、鉄道とは言え東海道が併走するってのは
よく考えたら矛盾するのだが
今は面倒くさいので考えないようにする
そして、「今須宿」(痕跡あったかなぁ?)を過ぎて
岐阜県と滋賀県の県境に立つ

「美濃国」と「近江国」の仰々しい道標も趣きがあって楽しい

楓並木を通り過ぎたら「柏原宿」である

ここを折返しとしてR21に乗っかり、滋賀県で一番東にあるコンビニ
「ローソン山東柏原店」(滋賀県米原市柏原)で“どん兵衛”を購入

この時点で既に“東西”の違いを確認できたのだが
帰着後にじっくり検証することとした
今回は中山道を慌ただしく通過するのみであった
各宿場町や街道沿いには見どころが多くあり、今度じっくり周ってみようと思う
往路で気になったトコがあったので、寄ってみることにする

石田三成の親友の大谷吉継の墓だ

自然歩道なのでバイクを停めて300mの坂道を徒歩で登る

切腹した吉継を介錯して、自分の命と引き換えに
主人の首を敵方に渡さなかった忠臣の「湯浅五助」も
同じ場所に葬られているのは少々感動した
ちなみにこのお墓は、敵方である藤堂高虎によって建立された
色々言われるが、人間味のある良いヤツだ
さぁ、あとは帰るだけだ
今日のお昼ごはんは、大垣IC北の「山岡家」に入る

お決まりの「辛味噌ネギラーメン激辛」(790円)で汗をかく

帰着して、東西の“どん兵衛”並べてみた

これだけでは違いはわからないだろう
パッケージ(ふた)は全く同じように見えるのだが
これは関ヶ原で購入したもの

【E】・・・EAST
こちらは柏原で購入したもの

【W】・・・WEST
これで、うどんの東西は
「関ヶ原」と「柏原」の間で別れる事が検証できた
①関東出汁の“どん兵衛”購入場所(サークルK関ヶ原店)
②関西出汁の“どん兵衛”購入場所(ローソン山東柏原店)
③滋賀県と岐阜県の境

たったこれだけの事である
ひょっとしたら日清製粉に聞いた方が早かったのかもしれん
帰宅後にWikipediaで“どん兵衛”を見てみると
東海・関東系資本の店などでは東日本のものが、
関西系資本の店などでは西日本のものが購入できる。
その一例を挙げると、愛知県資本のサークルKが東日本向け商品、
大阪府発祥のローソンが西日本向け商品である
と言うオチまでついた
でも、自己満足のための自主学習だから満足である
せっかくなので、中身も確認しておこう
左が【関西出汁】で右が【関東出汁】





この後“どん兵衛”は家族で美味しくいただきました
◆今日の走行距離:148km
◆今日の食費:790円(辛味噌ネギラーメン激辛)
◆今日の教材費:168円×2個(どん兵衛)
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コメントの投稿
この近隣に住んでいる者です。
昨日思い立って、周辺地域のどん兵衛勢力分布(?)を調査してきましたが、先達がおられたとは...( ̄▽ ̄;)
Wikipediaの記述ですが、コンビニでも経営母体の所在地より店舗エリアが優先されているみたいです。
ただ、この地域は店舗が少なくて、しかも夜が早いので調査に難儀しました。普通の八百屋とか食料品店を調べてみると、もっと違った結果が出たかな..という感じです。